銀細工「小銀杏」
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2013年 05月 08日
さて、今日から少し単調な作業が続くので、
先日ちょっと話していた、私が職人になった転機について書きたいと思います。 今まで誰にも興味をもって聞かれた事もないので、 私自身振り返る事も無かったのですが… なんと!来年は職人になって20年と言う事で、記念に自己満足です。(笑) 子供の頃。(そこまでいくか…笑) 親が言うには、私は2歳、まだ言葉もままならないうちから歌っていたそうです。 一番のお気に入りは「ブルーライトヨコハマ」。 確かにうっすら記憶はあり、親戚の家の広間で、 舞台?(おそらく少し大きな床の間だったと思います)に立たされ、 大勢の大人の人を前によく歌っていました。 中学校、高校の部活動ではコーラスにブラスバンドと、 その当時は音楽にどっぷり浸って過ごしました。 (と、ここまではどうでもいい話でした…笑) その一方で、お菓子を作ったり、手芸も好きでした。 高校に入ると、だんだん将来の仕事について考えるようになり、 その頃は、お菓子屋さんになりたいと思っていました。 3年生の夏、大阪にある製菓学校に行きたいと思い、体験入学をしました。 すると、同じクラスに集まったのは男子ばかり… 実習ではオムレツケーキを作る事になりましたが、 スポンジにする卵を泡立てるのに、私は腕が疲れてヘロヘロ。 家では電動泡立て器を使っていましたから… 周りの男子はみんな平気な顔をして、泡立て器を使っていました。 体験入学が終了し、帰りに入った喫茶店。 お笑い番組でしか聞いた事のない関西弁が威勢よく飛び交い、パワフル。 果たして私は、あの学校、この街でやっていけるのだろうか… 希望を持って大阪へやってきたはずが、 不安を背負って北海道へ帰る事となったのです… さぁ、前置きがと〜っても長くなりました…(笑) 明日は、その後、最初の転機となるお話を。 そして明日は花菖蒲の鋳造も。 珍しく石膏取りでしくじってしまって、ちょっと不安。 ・銀細工「小銀杏」HP ・お問い合わせメールフォーム
by koichou
| 2013-05-08 01:38
| 職人への道程
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