銀細工「小銀杏」
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2013年 06月 14日
昨日、生涯学習センター内の図書館に本を借りに行ったところ、
入口を入った1階のホールで、 復刻された「江戸名所百景」の展示が行われていました。 浮世絵には目がない私。(笑) 早速、展示してある浮世絵を端から見始めました。 さすが!家に印刷された図録はあるものの、 実際摺られた作品は、やはり美しいです。 途中、小さい版木や昔の作品が並んでいるテーブルがあったので見ていると、 係の方が丁寧に説明してくださいました。 広重の東海道五十三次「蒲原夜之雪」を、 葉書サイズに縮小して木版画で製作された浮世絵の解説本。 73年前に、外国向けに作られたそうですが、その精密さに驚き! その係の方のお父上は彫師だったそうで、 「自分は、彫師が苦労して働いても暮らしが楽にならないのを見て育ち、 親父の仕事を継ぐ選択をせず、サラリーマンになってしまった。 でも今、親父の仕事をこうして皆さまに見てもらいたいと、ここにいます」 そして、仕事として彫った作品の他に、 個人のものとして毎年作っていた年賀状のファイルを見せてくださいました。 これが本当に素晴らしい… 干支の動物も表情豊かで、ファイルをめくる度、 「わぁ〜」と思わず声が出てしまう程でした。 「ここにあるすべての作品が素晴らしいですが、年賀状が一番心に残りました」 「そう言っていただけると、上で聞いた親父はきっと喜んでいる事でしょう」 分野は違えど、職人として身の引き締まる思いで会場を後にしました。 外に出ると、いきなり左目に何か黒い物体が飛び込んできました! 「あ〜、またやってしまった…」 私は昔から、何故か虫がよく目に入ります。 バッグから手鏡を出し、薬指でそっと虫さんを取り出します… 何とか生還して欲しかったのですが、すでにお亡くなりに… 私は自分を刺している蚊すら殺せず、 フーフーと口で吹いて退かす程の小心者です。(笑) でも、その夜、「なめろう」を作る為に、3匹の鯵の頭を切り落とし。 あ〜矛盾。 ・銀細工「小銀杏」HP ・お問い合わせメールフォーム
by koichou
| 2013-06-14 02:09
| 浅草ネタ
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