銀細工「小銀杏」
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2013年 07月 06日
ここ数日、かんざしの販売に付きまして、数件お問い合わせいただいています。
いただいたお電話、メールにはそれぞれご説明させていただいておりますが、 今後の事もあるのでこちらにも書きたいと思います。 実は5年程前、 あるかんざしの本に当時販売していたかんざしを掲載していただいたのですが、 それから2年程して、かんざしの販売を終了させていただきました。 理由は、それまでの数年間にわたりかんざしを販売してまいりましたが、 その頃からほとんどかんざしのご注文をいただかなくなった事。 また、かんざしに代わり、根付、帯留のご注文が増えた事でした。 一見、同じ銀細工にみえるかんざしですが、 実は、根付、帯留とは違い、かんざしの足の部分は銀の板材を切り回し作る、 「かざり職」という違うお仕事になります。 私の場合、普段行っている製作方法は、 そういうくくりで分けると「蝋型鋳金」というものになり、 金属地金を直接加工する職人さんとは別のお仕事という事になります。 えっと…、なんだかややこしい話になりました… 正直にいうと、以前は型の数も少なく、 少しでも商品の幅を広げたくてがんばって製作していましたが、 現在は、そのエネルギーが根付、帯留の新しい型を作る方に向かってしまった… と言う事です。 かんざしを作るには、それ専用に材料も用意しなければならなかったり、 道具も今使っているものでは充分ではありません。 無理のある中で続けるより、自分の得意分野である部分に集中して、 内容を濃くしたいというのが本心です。 ここ数日と少し前にかんざしについてお問い合わせいただいたお客さまには、 出来る限りご希望に添うよう対応させていただきますが、 今後に関しましては、かんざしの販売は終了という事でお願いいたします。 ただ、かんざしはとても魅力的なものなので、 足の部分を他の何かに代用する形で、 飾りの部分の銀細工を色々楽しんでいただける方法も考えてみたいと思います。 色々勝手を言って申し訳ございません。 どうぞよろしくお願いいたします。 ・銀細工「小銀杏」HP ・お問い合わせメールフォーム
by koichou
| 2013-07-06 19:21
| 銀のかんざし
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