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2013年 01月 20日
昨日下磨きした根付、今日仕上げ磨きを終えました。
先程、HPのお客様から、 「白地仕上げ」と「銀古び仕上げ」の違いにつきまして、 メールフォームよりお問い合わせいただきました。 そういえば、以前製作日記ではご紹介した事がありましたが、 各商品ページでは記載がなく、分かりにくいですよね… 申し訳ございませんでした。 近々早々にサイトの方へ記載させていただきますが、 今日、たまたまブログに書こうと、写真を撮っていたところでした。 偶然なんですが、びっくりです。 布ヤスリで下磨きをしたものを、 今度は荒磨き用の研磨剤をつけながらバフで磨きます。 この段階でキズがとれ概ね鏡面になるわけです。 それを一度洗浄し、バフカスを落とします。 そして「銀古び」仕上げにするものはこの段階で黒くします。 硫黄成分が入った入浴剤をお湯で薄め、品物を浸けて硫化させます。 硫化したものは真っ黒に。 「白地仕上げ」はきれいな鏡面になり、バフの当らない部分は白く見えます。 「銀古び仕上げ」は表面がバフで磨かれ黒い部分がとれ銀色の鏡面に。 バフの当らない部分は黒い色が残り、白黒のコントラストがつきます。 どちらが良いかはお好みですが、 繊細で可憐な感じは「白地仕上げ」 彫りの柄をはっきり見せ、銀ならではの古びた感じの重厚感なら、 「銀古び仕上げ」ということろでしょうか。 銀は変色するのが嫌だとおっしゃる方も多いですが、 使い込んだ感じがよい味になるのは銀ならではでもあります。 どうぞ、その変化の過程もお楽しみいただければ嬉しいです。 顔のシワが嫌だとおっしゃる方も多いですが、 私は表情ジワの多い方にとても惹かれます…(笑) ・銀細工「小銀杏」HP ・お問い合わせメールフォーム
by koichou
| 2013-01-20 01:40
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